長年地域の方々に大切にされてきた御神木とも呼ばれている地元の神社にある木が、以前発生した大型の台風の影響を受けてついに折れてしまったという話を聞きました。
台風の風が強かったにしてもあんなに大きな木が倒れてしまうものなのだと驚きましたが、どうやら以前からシロアリの被害を受けていてかなり耐久性が落ちていたそうです。
その話を聞いた時に何度も出てきた言葉が樹木医です。
その名の通り樹木医というのは樹木の健康を守るためのお医者さんです。
樹木の中には病虫害や環境の悪化などによって元気をなくしてしまった樹木がとても多いため、そういった樹木を守るために樹木医は存在するそうです。
樹木医になるためには樹木の調査や研究など業務経験があって、尚且つ第一次審査と第二次審査を通過した人でなければなりません。
まさに樹木の健康を守る上でのスペシャリストでなければなりません。
歴史のある樹木であればあるほど、どこかに悪い所があるものですので樹木を大切に保存していくための専門知識、経験がなければ務まらない仕事ですよね。